町内会・自治会 防災担当者必見 準備しておくべき防災グッズとは

投稿者: 上條洋 投稿日:

2011年3月11日、東日本を襲った大地震によって多くの命が奪われ、長期に渡り不便な生活を強いられた体験から多くのことを学びました。この体験を活かし今後やってくることが予想される南海トラフ巨大地震などに備えるべきです。

また地震に限らず、地球温暖化の影響等で台風などの自然災害が多発し、毎年各地で水害や停電の被害が発生していますので、各自が防災に対して関心を高め、万一に備えましょう。

町内会や自治会でも万が一に備えた活動や防災品の準備をしていますが、いざという時に活用されていないということも聞きます。災害発生時に必要なものとはいったい何なのかを改めて考えてみましょう。

災害直後に困ること3つ

震災直後に困ったのは、情報格差、水、衛生の3つでした(熊本地震体験者)。

停電などでテレビやラジオが使えず、スマートフォンや携帯電話に頼らざるを得ません。しかしスマートフォンや携帯電話は家族などの安否連絡で使いたいのでバッテリー残量を気にしながら使わねばなりません。ただでさえ不安な状況の中、最新情報が入手できないのは辛いことです。

次に水ですが、飲料水の他手洗いなど様々な場面で水が必要になりますがいざという時は、どこに行っても水は買い占められ、ポリタンクもないという状況になります。

断水が続くと当然お風呂も入れません。入浴できないと匂いやベタつきがきになりますので衛生面の問題が発生します。

町内会・自治会の担当の方はこういった体験談を頭に入れておくとよいでしょう。

避難所の役割とは

災害が起きたとき、避難所は、水道や電気、ガスなどのライフラインが復旧するまで、被災した人々が共同で生活する場所になります。

避難所に集まって来る人々は自宅の被災状況も違えば、年齢や性別、障害や難病、持病やアレルギーなどの有無、妊産婦、外国人など、自分や家族が抱える状況も違います。

また避難所は、地域の皆さんが必要とする情報や、水、食料、物資を提
供するなど、地域の復旧・復興を支援するための拠点施設としての
役割も担います。

何を準備すべきか?

状況により人それぞれ必要なものが異なる場合がありますが、先述の通り、情報源、水、衛生用品などが必須で、ラジオ、懐中電灯毛布、充電器、食料、水、スニーカーなどが考えられます。

スマートフォンにはライトやラジオの機能もあるので代用できる場面もありますが、専用で用意してあるほうが安心です。

食料、水に関してはインスタント食品、常温保存可能食品、ペットボトル水を普段から用意しておくとよいでしょう。

毛布は暖をとったり睡眠時も役立ちますし、歩きやすい靴(スニーカー)は基本です。

防災用品は町内会や自治会でも準備している場合がありますが、いざというときに全ての方に十分な量用意できませんので、各ご家庭での事前の備えが重要となります。

防災担当者としての仕事

避難所に集まった人々に水や食料を配ったり、住民同士のトラブルを防ぐためにルールを決めたりと避難所では、やらなければいけないことがたくさんあります。

避難所を安全で過ごしやすい場所とするためには、施設の管理者とも協力し、運営方法などについて話し合い、役割を分担して一つずつ実行していく必要があります。

スマートフォンの役割

スマートフォンは最も身近な情報源であり、緊急速報を受信する機能もありたいへん便利です。

もはや日常生活に欠かせないスマートフォンですが、災害時などはバッテリー切れで使えなくなってしまうのが心配なので、モバイルバッテリーを準備しておくと普段も便利な上いざという時にも役立ちます。

ただし災害発生時には停電やコンセント不足が予想できるので、大容量のポータブルバッテリーが最も注目されています。

大容量バッテリーがあれば安心

持ち運びしやすいコンパクトタイプ
大容量・高出力の強力タイプ

町内会・自治会では発電機を準備しているところもありますが、騒音や排気の心配がなく取り扱いが簡単なポータブルバッテリーが最も便利です。

 また停電が長引く場合はポータブルバッテリー自体のバッテリー残量が無くなってしまうので、ソーラーパネルで充電できるとより安心です。

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(注)
※1 PB450Toughの容量は450Wh 、PB3000Megaは2969Whですが、効率や過放電防止機能により実際は少なくなります。
※2 推奨される環境での参考値。過放電、過充電、高温下での充電はバッテリー寿命を短くします。

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